日本百名山・日光白根山登山レポート

日本百名山・日光白根山登山レポート

どうもこんにちは、ちはるです。

8月の初旬、日本百名山の一山、日光白根山に登ってきました!

いや、もう11月だよ!!!笑

ということで、今回の行程としては奥白根山に登ってから前白根山へ登り、五色沼、弥陀ヶ池、座禅山を経由するコースとなっています。
いつものごとくレポートしていきますので、どうぞご覧下さい。

0.日光白根山とは

日光白根山は、栃木県と群馬県の県境にそびえる山です。
標高は2,578メートル。
関東地方の最高峰で、日光連山の主峰でもあります。

またこの主峰を奥白根山とし、外輪山に前白根山座禅山白根隠山を従えます。

1.奥白根山

と言うことで、今回は日光白根山を登っていきます。

日光白根山ロープウェイ
日光白根山ロープウェイ

登山道入り口には、こちらの群馬県丸沼高原日光白根山ロープウェイを使用してアクセスします。

ちなみにロープウェイ山頂駅周辺にはテラスやカフェ、足湯といった物があったりするので、登山の行き帰り以外にも活用できそうです。

天空足湯
天空足湯

そして登山道の入り口へ向かうには、大きな二荒山ふたらさん神社の鳥居が目印となっています。

二荒山神社の鳥居
二荒山神社の鳥居

鳥居をくぐって少し進んだところに、神社の社があります。

道は神社の前を素通りする形で伸びていました。

遠目に見た神社
神社が見えてくる

そしていよいよ登山道の始まりというところで、このようなゲートが。

ここから先の森には野生動物が多いらしく、その対策用のようです。

「この扉は必ず閉めてください」との注意書きがあるくらいなので、熊鈴などの用意は万全にしましょう。

鉄製ゲート
鉄製ゲート

ゲートを越えると少しの間、涼やかな森林の中を進みます。

この辺りは急な登りなどはなく、サクサク進むことが可能です。

登山道の様子
平らな道が続く
森林の様子
森林の様子

これまで登ってきた山とはまた趣の違った景色です。

地面を這うようにして苔?がたくさん茂っているのが印象的だと思いました。

地面を覆う苔
地面を覆う苔

 

地面を覆う苔
緑の絨毯

また、行く先々に道標が設置されていて、親切な登山道だなあ、という印象。

指導標
こんなのとか

 

指導標
こんなのとか

そして案内にもある白根山ルートを進んでいくと、次第に登りも増えていきました。

登山道の様子
だんだんと登山らしくなってきた

 

大日如来
大日如来

いちおう、大日如来らしいです。

登山道の様子
木道が通る箇所も

標高も上がってきて、この頃になると、木々の間から遠くまで景色を見渡すことができます。

木々の間から覗ける景色
木々の間から覗ける景色

さらに黙々と登っていくと、やがて森林限界を越えます。

この辺りまで来ると、奥白根山山頂はもうすぐといったところです。

山頂方向を見上げた景色
山頂方向を見上げた景色

ロープウェイ山頂駅のあたりからそうだったのですが、この辺りはトンボがたくさん飛んでました。

これくらいの高さの山だとハエやアブが飛び回っていることはよくありますが、トンボは初めて。

なかなか興味深いですね笑

道を振り返った様子
道を振り返った様子

この辺りまで来ると、視界を遮るものはほとんど無いので、景色も素晴らしいです。

青い空と山々
青い空と山々
指導標
山頂はもうすぐそこ

山頂直下の祠も撮りつつ。

山頂直下の祠

そしてロープウェイ山頂駅から2時間半弱で、日光白根山山頂に到着しました!

山頂の写真
山頂に到着

標高2,578m。

やったぜ!

三角点
三角点
山頂からの眺めその1
山頂からの眺めその1
山頂からの眺めその2
山頂からの眺めその2

また、この辺りからは後ほど足を運ぶ五色沼の様子を見下ろすこともできました。

五色沼の写真
五色沼

不思議な色合いで、とても綺麗ですね。
この日はよく晴れていたので、なおさら綺麗に見えるのではないでしょうか。
眼福です笑

2.前白根山

奥白根山で小休憩後、つづいて前白根を目指しました。

前白根山へは、奥白根山頂直下にある登山道の分岐点から、五色沼方面を進んでいきます。

指導標
五色沼方面を目指す

 

五色沼方面への道の様子
五色沼方面への道

 

奥白根山山頂を見上げた写真
奥白根山の頂を振り仰ぐ

前白根山目指して少し歩くと、すぐに下り道になりました。

前白根山を目指すルート
前白根山を目指すルート

この道は細かな砂礫が多く、少し滑りやすい道と言った感じです。

またこの辺りからは、五色沼のほか、遠くに湖の姿が望めます。
おそらく中禅寺湖だと思いますが……違ったらごめんなさい笑

遠くに望める中禅寺湖
遠くに望める中禅寺湖
アカヌマフウロ
アカヌマフウロ

下りの道は、やがて森林のなかへと突入していきます。

森林を通る下り道
どんどん下っていく

そうしてぐーっと下っていくと、やがて道が一瞬だけ平らになりました。

ルートの様子の写真
平らな場所へ出た

写真に移っている赤い屋根の建物は避難小屋で、前白根山へ行く場合、この避難小屋のすぐ脇から伸びる道を更に進む形になります。

避難小屋の外観
避難小屋の外観

ここからは再びの登り。

当時はまだ夏真っ盛りで、よく晴れていることもあり、登りの道では汗だくになったことを思い出します。
いやはや、辛かった笑

そうしてヘロヘロになりながら登っていくと、再び、比較的道が平坦な場所に出ました。

平坦な道の様子
再び平坦な道に

 

指導標
指導標

この辺りからも中禅寺湖を見ることが出来ます。

先ほどより大きく見えますね。

中禅寺湖
中禅寺湖

道を進んでいくと、やがて前白根山山頂が見えてきます。

前白根山山頂を仰いだ写真
前白根山山頂が見えてくる

この砂礫が覗く山肌の斜面を登っていけば、前白根山山頂です。

コマクサ
コマクサ
ミヤマシャジン
ミヤマシャジン

そして、奥白根山山頂から約1時間半ほど歩いたところで、次なる目的地の前白根三山頂に到着しました!

前白根山山頂
前白根山山頂に到着

標高2,373メートル。

ココからは、奥白根山の姿を眺めることが出来ます。

また奥白根山より200メートルほど背が低くはありますが、辺りに視界を遮るものはなく、周囲の景色をぐるっと見渡すことも可能です。

山頂からの眺めその1
山頂からの眺めその1
山頂からの眺めその2
山頂からの眺めその2

また、この辺りからは奥白根山のほか、五色沼を眺めることが出来、その二つを一つの写真に収めることが可能です!笑

奥白根山と五色沼
奥白根山と五色沼

イイ眺めですねぇ。
個人的に今回のコース中では、前白根山山頂付近から見る五色沼が一番綺麗だったように思います。

山頂に到着した頃にはお昼時だったので、ここで昼休憩に。
奥白根山の辺りもそうでしたが、ここもトンボがたくさん飛んでいて、昼食をとっている途中、膝にトンボがとまるなんてことも。
なんだか可愛いですね笑

膝にとまったトンボ
膝にとまったトンボ

3.五色沼

昼休憩後、今度は五色沼を目指しました。

元来た道を引き返すように下山し、途中、分岐路があるのでそこから五色沼方向へと進んでいきます。

指導標
分岐点

前白根山から五色沼へはこれといった登りはなく、基本的に下りの道が続きました。

道中の様子
森林の中を降りていく

そして前白根山の山頂から30分弱といったところで、五色沼に到着しました。

五色沼の様子
五色沼に到着
五色沼から見た奥白根山
五色沼は奥白根山のすぐ麓

高い場所から見下ろした時は沼全体が青く見えましたが、近づいてみると翠色に見えますね。

青い五色沼も不可思議な雰囲気で良かったですが、こちらの色合いもまた良いですね。

シラネニンジン
シラネニンジン

五色沼の景色を味わったら、次に目指すのは弥陀ヶ池。

弥陀ヶ池へは五色沼の畔をぐるっとまわるように進んでいきます。

と、畔を歩いていると地面に気になる物を発見しました。

地面の窪み
地面に謎の窪みが

はい、動物の足跡ですね。

詳しくはないので動物の種類までは分かりませんが、足跡であることは確かです(写真では分かりづらいかもしれないですが……笑)。

動物が水でも飲みに来た痕跡でしょうか、こんな感じの足跡が畔に点々と残っていました。

足跡の他にも、時折動物園で嗅ぐような臭いも漂ってきます。

登山道入り口のゲートに、野生動物が多く生息していると書いてあったことが思い出されます。

やはり熊鈴などの用意は必須ですね……。

また、この他にも五色沼の畔に気になる物が。

水辺に生える木
水辺に木

何故かコイツだけ、ポツンと水辺に佇んでいます。

気になりすぎて何枚か写真を撮ってしまいました笑

水辺に生える木
気になる木
水辺に生える木と五色沼
五色沼を背景に記念写真

達者でな。

4.弥陀ヶ池と座禅山

別れを惜しみつつ先を急ぎます。

指導標
指導標

五色沼から弥陀ヶ池へは、再び登りになります。

登山道の様子
登山道の様子

再び汗だくになりつつ歩いた時間は30分弱。

程なくして、弥陀ヶ池に到着しました。

弥陀ヶ池
弥陀ヶ池

この弥陀ヶ池からは、菅沼登山口の方面にもルートが伸びています。

ただし、今回は座禅山を経由して、行きと同じ丸沼高原へ戻っていくルートを進みます。

分岐点
分岐点

少し見づらいですが、こんな感じ↑↑↑に分岐しています。
七色平がロープウェイ方面と案内にはありますが、座禅山に立ち寄っても最終的に同じ場所に合流します。

と、いうわけで座禅山の方へ足をのばそう!と歩き出したわけですが、分岐点から伸びる上り坂を登り切ったら、そこがもう座禅山でした笑

座禅山
座禅山に到着……?
座禅山の様子
座禅山の様子

下手をすれば見落としそうなくらいの唐突さで到着です。
弥陀ヶ池から、所要時間5分ほどでした笑

5.丸沼高原へ

ということで、あとは丸沼高原を目指して下山していきます。
下山ルートは基本的に登りがなく、道も大変歩きやすい状態でした。
ルート上の所々に遊覧スポットがあったので、最後にいくつか、かいつまんでいこうと思います。

座禅山火口

座禅山山頂(?)から歩くこと5分ほど。
座禅山火口へと降りていく道との分岐点に差し掛かりました。

火口への分岐点
火口への分岐点

今回の登山では火口の方へは降りていきませんでしたが、降りていけば面白い物が見れそうな気もします。

火口方面の写真
火口方面の写真

言われてみれば火口っぽい窪地の形状に見えるような見えないような。

血の池地獄

座禅山火口を背にして、道標に従いロープウェイ駅を目指していきます。

登山道の様子
登山道の様子

これまでのルートもそうでしたが、ここから先はルートの至る所に道標が設けられているので、非常に進むべき道が分かりやすいです。

指導標
指導標

この辺りまで来るとルートが公式でも案内されている散策コースに合流するようになるので、道標も多いんでしょうね。

そして、その散策コースから程近い場所にある散策スポットの一つが血の池地獄なるもの。
そのおどろおどろしい名前に興味をひかれ、若干の寄り道。
その血の池地獄がこちらです。

血の池地獄
血の池地獄

ふーん……。
まあ、そんな気はしてました笑

上の写真↑↑↑の案内板にある大日如来は、登りの際に通った場所です。
なのでこのまま大日如来経由で下山することもできますが、行きと全く同じルートとなってしまうので、六地蔵経由でさらに進みます。

六地蔵

六地蔵は、血の池地獄から30分弱の場所にありました。

六地蔵
六地蔵

建物自体は比較的新しいようでしたが、中に安置されている六体の地蔵は著しく風化していました。
ずいぶんと昔に建立されて以来、ずっと登山者の姿を見つめ続けてきたんでしょうね。

そして、この六地蔵を過ぎてほどなくすると、丸沼高原の様子が見下ろせる場所まで来ます。

遠目に見る丸沼高原
丸沼高原の様子が見える

ここから案内に従って更に20分ほど歩くと、今回の登山の終着点、日光白根山ロープウェイ駅の山頂駅に辿り着きました。

6.おわりに

以上、日光白根山登山レポートでした!

いやはや、夏場の登山は本当に暑いですね。
まあ、夏場以外にいつ登るんだという気もしないではないですが笑
とは言え、そんな疲れも吹き飛ぶ良い景色を見ることが出来ました。

やっぱり五色沼の色が綺麗でしたねぇ。
まるで空のような色をしていました。
あの五色沼は水位の違う箇所によって色が異なって見えるそうですが、時季によってはもっと違った色に見えたりもするのでしょうか。

そして、そんな五色沼と奥白根山のツーショットは、なかなか素敵だったな、と。
紅葉シーズンは、それはもう美しい絶景になるんでしょうね。

と、いうことで今回の記事はこの辺りで終了です。
今年の夏は他にもいろいろ山に行ったので、早く記事にまとめないと……。
がんばります笑

ではでは、ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

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