日本百名山・大菩薩嶺登山レポート!!
- 2019.04.28
- 登山
平成最後の更新(便乗)
ということで、どうもこんにちは、ちはるです。
先日、日本百名山の一山、大菩薩嶺に登ってきました。
その時の様子をゆるゆるっとレポートしていこうと思います!
0.はじめに
大菩薩嶺とは?
大菩薩嶺は、山梨県の甲州市と北都留郡丹波山村に跨る山です。
標高は2,057メートル。
都心から程近く、絶景を見渡しながら稜線歩きを堪能できるスポットで、日帰り登山も可能な日本百名山のうちの一山です!
日本百名山って?
『日本百名山』とは、小説家・随筆家で、登山家でもある深田久弥氏による、山岳随筆です。
その内容は深田氏自身が実際に登った山々の中から選出された100山についてまとめられた物となっています。
それぞれに旧い歴史をもち、文学に謳われ、独白の風格をそなえてそびえたつ日本の名峰百座。――著者は、長い年月をかけて、北は北海道の利尻岳から南は屋久島の宮ノ浦岳にいたるまで、それらすべての山頂を極めつくして、本書を綴った。日本人の生活に深く結ばれ、私たちの精神的風土の形成に大きな影響を与えてきた山々の個性を、短い文章のうちに、見事に際立たせた名著。
(新潮社ホームページより)
有名となったこの随筆がもととなり、書籍で紹介されている山々をさして日本百名山と言うこともあります。
あくまで私個人の感覚ですが、「日本百名山」と言う場合、書籍ではなく山自体について言っている事が大概な印象です。
1.登山道入り口から雷岩
ロッヂ「長兵衛」前から出発、福ちゃん荘へ
大菩薩嶺への登り方にはいくつかルートがあるようです。
今回はその中から、自家用車やバスなどアクセスにも便利な上日川峠からスタートする登山ルートを進みました!
この上日川峠には自家用車用の駐車場やバス停のほか、ロッヂ「長兵衛」があり宿泊も可能。
登山道入り口は、こちらのロッヂのすぐ脇から伸びています。
熊出没注意!
登山道に入ってからしばらくは、このように舗装された道が続きます。
この先にある山小屋「福ちゃん荘」までは、山道らしい山道にはなりません。
良い天気だなー。
新緑の季節にはまだ少し早いですが、落葉樹林を抜けていくのも良いものです。
太陽の光は眩しく、道は緩やかな上り坂。
程よい準備運動になります笑
道を進んでいくと、やがて建物が見えてきました。
福ちゃん荘です!
この福ちゃん荘、場所はすでに標高1,720メートル!
今回は上日川峠まで車で来ているのでまだ歩いた時間・距離はそれほどではありませんが、なかなか高い場所まで来ているようです。
福ちゃん荘の売店で購入。
百名山祈念バッチ!!
全部集めてみたい気もしますが、コンプリートはなかなか大変そうです……笑
福ちゃん荘のすぐそばから、登山道が再開します。
今回のルートは最終的に大菩薩峠も通りますが、登りは唐松尾根を通るルートを進みました!
唐松尾根を通り雷岩へ
唐松尾根を進むルートからは、いよいよ登山道らしい登山道を進んでいきます。
雷岩は稜線上にあるので、ここからは一気に山頂付近まで登っていくことになります。
足元も岩がごろごろとし始めます。
落葉樹の多い景色も、結構好きだなー、などと考えながら登っていきます。
が、そこで異変に気付き始めるちはる。
霧が!!
つい先ほどまで青空が見えていたのに、急に白くなり始めた視界。
遠くの景色が全く見えなくなってしまいました……。
かなしい……。
遠くの景色は全く見えませんが、幸い行く手が見えなくなるほど濃い霧でもなく、道も一本道だったため登山自体は順調に進行。
進んでいくと、次第に松の木が目立ち、他の背が高い木はあまり多くない、唐松尾根登山道という名前にふさわしい光景が広がり始めました。
そして足元には、大きい岩が目立ち始めます。
相変わらず遠くを見渡すことはできませんが……。
最終的に標高2,000メートル超となる山の高低差を、一気に登っていきます。
登りのハードさでいうと、今回のルートではこの福ちゃん荘~雷岩の間が、一番ハードでしたね。
そして岩がごろごろした斜面をうおーっと登っていくと……。
雷岩に到着しました!
具体的に何が雷岩なのかはわかりませんでした……爆笑
相変わらず霧で曇ってるし。
ということで、雷岩での休憩もそこそこに、いよいよ大菩薩嶺へ向かいます!
道標に向かって左手の森へ。
ここから先は稜線上を進むので、あまり激しい高低差はありません。
2.大菩薩嶺
山頂が近いとなると、四月の下旬でも雪が残っていました。
そして、歩いている途中、ふと頭上を見上げてみると・・・。
空から日光が!
ここにきて一気に霧が晴れ初め、日の光が差し込み始めます。
辺りが晴れ始めたところで到着です!!
標高2,057メートル、日本百名山のうちの一山、大菩薩嶺登頂です!
やったぜ!!!
ただしこの大菩薩嶺、周囲を森に囲まれているので甲府盆地を見下ろすなどなど、景色を楽しむことはできません。
3.絶景を楽しみつつ大菩薩峠へ
大菩薩嶺で少し休んだあと、向かったのは大菩薩峠。
望遠という点でいうと、この大菩薩峠へ向かうルートのほうが、素敵な景色を楽しむことができるでしょう。
稜線歩き
大菩薩嶺から、元来た道で雷岩に戻ります。
そして今度は大菩薩嶺とは反対方向へ進めば、大菩薩峠へ歩いていくことができます。
少し前までは霧で何も見えませんでしたが、大菩薩嶺に行っている間にここまで視界が回復!
このまますっかり晴れてくれれば良いなぁ、と思いつつ進みました。
視界が晴れて、地上の様子が!
遠くに見えるのは大菩薩湖(上日川ダム)です。
少し視点を右にずらすと、甲府盆地の様子も捉えることができました。
街があんなに小さい!
賽ノ河原
ようやく晴れた景色を眺めつつ進むと、何やら建物が見えてきました。
さらに近づいてみると・・・。
ここは三途の川……?
僕、いつの間にか死んでました(違*1
遠くから見えた建物はこちら。
中の様子。
雨風がしのげて、腰も掛けられる、休憩にはちょうど良い場所のようです。
なぜ「賽の河原」なのかは果てしなく謎ですが……、きっと何か由来があるのでしょう。
大菩薩峠に到着
賽ノ河原に別れを告げて進むと、やがて目的地に辿り着きます。
標高1,897メートル、大菩薩峠に到着です!
ここは秩父多摩甲斐国立公園の一部でもあるそうですよ。
なんていうか、全部盛りって感じの公園名ですね!
そして、この大菩薩峠には介山荘という山小屋が建っています。
介山荘では宿泊のほか、お土産を買うこともできます。
ここでしか買えないオリジナルグッズもあるようなので、休憩がてら店先を覗いてみるのもイイですね。
売店の前の通路を通って、更に登山ルートは続きます。
ここからは更に丸川峠という場所へ進むルートと、このまま上日川峠へ下山するルートへの分岐となります。
今回進んだのは上日川峠へ下りていくルート。
百名山・大菩薩嶺登山も、ラストスパートです。
4.上日川峠を目指して下山
ここからは、程よい達成感を噛み締めつつ下山になります。
登りで通った唐松尾根とは違って、ごつごつした岩などもない平らな道が続きます。
途中、学生さんと思しき集団と挨拶を交わしながらすれ違いました。
後で調べたところによると、なにやらとある高校では毎年、大菩薩峠越え強歩大会なるものが開催されているようで、その下準備で訪れた人たちだったようです。
途中、山小屋が二件ほど建っています。
道は相変わらずの一本道。
勾配も急ではなく、疲労もたまっている状態での下山ルートとしてはちょうど良い塩梅でした。
数時間前に百名山記念バッチを買った福ちゃん荘が見えてきました。
ここまで来たら、下山ルートもあと少し!
福ちゃん荘からロッヂ長兵衛がある上日川峠までは、登りと同じルートを進んでいきます。
そんなこんなで、ゴール地点の上日川峠に到着です。
全行程、約五時間の大菩薩嶺登山でした!
5.おわりに
ということで、大菩薩嶺登山レポートでした!
この日は明け方ごろまで雨が降っていたり、霧が出たりといろいろありました笑
登山中は雨こそ降らなかったものの、快晴とは言い難い空模様……。
先日訪れた弘法山の時と言い、ちょっと天候に恵まれていないなぁ、と。
ですが、それを差し引いても登り甲斐あり、景色の楽しみ甲斐ありの、良コースでした!
空が広い場所を歩くのは気持ちがいいですね!
そして今回は大菩薩嶺でしたが、そのうち他の百名山にも登ってみたいとも思いました。
今度は、もっと好コンディションでありますように笑
ではでは、ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
アクセス
登山道入口がある上日川峠へのアクセスを軽くご紹介します。
マイカー
中央道勝沼ICからアクセスすることになります。
駐車場は第1から第4まであり、合計で約400台の車が駐車可能です。
電車・バス
登山口最寄りのバス停はロッヂ長兵衛前にある上日川峠バス停。
JR中央本線甲斐大和駅から、栄和交通バスで4,50分ほどでアクセス可能です。
ただし、バスの本数が非常に少ないため、事前確認が必須です。
以下は上日川峠バス停の時刻表*2になりますので、参考にしてみてください。
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