日本百名山・天城山登山レポート

日本百名山・天城山登山レポート

どうもこんにちは、ちはるです。

先日、日本百名山のうちの一山、天城山に登ってきました!

先月に続いての日本百名山、ゆるっとレポートしていきます。

0.はじめに

天城山とは?

静岡県は伊豆半島にそびえる万三郎岳、万二郎岳などの山々から成る連山の総称が天城山です。

標高1,406メートル。

シャクナゲやアセビといった花々を楽しむことができる山です。

1.万二郎岳

天城山の登山道は、車またはバスでアクセス可能な天城高原ゴルフ場の無料駐車場からスタートします。

天城山縦走路案内板
天城山縦走路案内板

天城山には万三郎岳山頂まで登ってそのまま天城峠へ進む縦走コースと、万三郎岳からぐるっと山を回るように元の天城高原ゴルフ場まで戻ってくるコースがあります。

そして、今回は後者のコースを進みました。
(案内板に黄色で示されたシャクナゲコースです)

まずは四辻へ

登山道入り口
登山道入り口
入口の様子
入口の様子

ここから、まずはマップ上の四辻(よつじ)へ向かいます。

ちなみに今回のコース上では、無料駐車場に併設された公衆トイレ以外にトイレがないので、身支度等々はしっかり済ませておく必要があります。

用意が済んだなら、さっそく出発です。

四辻へ向かう道中の様子
四辻へ向かう道中の様子
ヘーベルハウス
/ハーイ\

途中、足下に岩がごろごろした箇所も。

山道の様子
山道の様子

所々、足場が設けられている箇所もあります。

足場の様子
丸太で足場が作られている

また、このルートはヒメシャラの木が多く生えていて、その特徴的な赤褐色でツルツルな樹皮が非常に目を引きました。

ヒメシャラの木
ヒメシャラの木

何やら面白い草(?)や、苔に樹皮を覆われた樹なども、多く目に付きました。

これまで登ってきた山々ではあまりこう言った物を見る機会がなかったので、なんだか新鮮です。

岩や木々が苔むしてる様子は、趣があっていいですね。

苔
立派な苔
苔むした樹木
苔むした樹木

そうして歩き続けること、およそ20分ほどでしょうか。
四辻に到着しました。

四辻の指導標
四辻

ここにはベンチが2脚ほどあり、ちょっとした休憩ができます。

また、ここからはルートが二手に分かれています。
どちらも万三郎岳へ至るのは同じですが、一方は万二郎岳を通るルート、もう一方は涸沢分岐点という場所を通るルートになります。

今回登りで進んだのは、万二郎岳を経由するほうのルートです!

万二郎岳を目指す

四辻で小休憩を取ったあと、万二郎岳を目指して再び歩き始めます。

このあたりから、道中でシャクナゲの花がチラホラと目につき始めました。
鮮やかな紫色が綺麗です。

遠目に見えるシャクナゲの花
遠目にシャクナゲの花が

四辻から万二郎岳までの道程ですが、道がかなり分かりづらいなぁ、と感じました。
なんというか、道っぽく開けてる場所がそこかしこにあって、頻繁に「え、どっち?」となりました。
いちおう正しい登山ルートには目印↓↓↓が点々と設置されていましたが、コレが無かったらちょっと怖いですね。

迷いやすいからこそ、この目印が設置されているのかも。

ですので、このルートを通るときはあまりガツガツ進まず、しっかりルートを確認して進んだほうが良いかもしれません。

登山ルートを示す目印
登山ルートを示す目印

とまあ、そんなこんなでちょっと慎重になりつつ進みます。

ヒメシャラ
ヒメシャラ
すみれの花
すみれの花が可愛い

そうして歩くこと約50分ほどで、万二郎岳に到着です!

万二郎岳
万二郎岳に到着!
万二郎岳の様子
万二郎岳の様子

標高1,399メートル!

そして万二郎岳からの眺望がこちらです。

万二郎岳からの眺め
万二郎岳からの眺め

あまりに最高。

青々とした山々と白い雲、そして彼方の稜線に並ぶ風車の姿がイイですね。

ここ万二郎岳頂上には腰掛けるのに丁度良い岩がごろごろしているので、景色を眺めながら休憩することが可能です。

2.万三郎岳

万三郎岳目指して再び歩き始めます。

指導標
万三郎岳へ

アセビが見物

今回登っているルートは、冒頭でもご紹介したとおりシャクナゲコースと呼ばれていて、見事なシャクナゲの花を楽しむことが出来ることで有名なコースなのですが、シャクナゲの他にも、アセビの花がたくさん咲くことで有名なようです。

アセビの花
アセビの花

この小さく白い花がアセビ。

このアセビが群生している、アセビトンネルというのが、万二郎岳から万三郎岳へのルート上にあります。

アセビトンネルの看板
アセビトンネルの看板

まあ、時期が完全に違ったので、この写真を撮った日にはちっともトンネルじゃなかったんですけどね。

かなしい。

白い花
これは何の花だろう

足下が不安定

四辻から万二郎岳への道程もそうなのですが、万二郎岳から万三郎岳へのルートも、もっと言えば今回のルートが全体的に、非常に足場が不安定だなぁ、という印象でした。

と言うのも、丸太の階段がところどころに設けられているのですが、土が雨で削れてしまっていて、階段が斜面から突き出るような状態になっていました。

階段の様子
階段の様子

写真で見るとちょっと分かりづらいかもですが、比較的マシなところでこんな感じ。

このせいで、階段が逆に邪魔、むしろ使う方が危ないという。

なので結果的に階段脇を通るように斜面を進まざるをえない場面が非常に多く、大変でした。

また同じように、地面の土が流されてしまったせいで、木の根が表出してる場所もたくさんあり、これも足下に注意して登らなくちゃいけない要因の一つに……。

剥き出しになった木の根
剥き出しになった木の根

こうして見ると、ちょっと面白い風景なんですけどね……。
歩いて進むとなると、話は変わってきます笑

聞いた話によると、天城山の地質は非常に柔らかいそうで、雨の影響を受けやすいのだとか。
階段に使われていた木材も綺麗だったので、ひょっとすると整備自体は比較的最近も行われたのかもしれません。

万三郎岳に到着

シャクナゲの花々
シャクナゲの花々

アセビの他に、シャクナゲの花も多く目に付くようになりました。

シャクナゲの蕾
まだまだ蕾

まだ蕾のモノも多かったので、もう一週間ほど後(今週とか)に訪れれば、タイミングとして最高だったかもしれません。
残念!

そして階段だった物と化した階段と木の根を相手に格闘しつつ山道を進んでいくと、いよいよ万三郎岳に到着です。

万三郎岳
万三郎岳に到着

標高1,405メートル。

今回のルート中、最も高い場所です。

やったぜ!!

万三郎岳山頂の様子
万三郎岳山頂の様子

こちらは、周囲をぐるっと木々に囲まれていて、万二郎岳に比べるとあまり風景を望むことは出来ないようでした。

またこの山頂には、三角点がありました。
居合わせた登山者の中には、記念のタッチをしていく方もいました笑

三角点
三角点

この山頂でお昼休憩を取ったあとは、山を下りていきます。

3.下山

ということで、あとは下山していきます。

涸沢分岐点経由で行きにも通った四辻へ下り、登山道入り口のある駐車場まで戻ります。

青々とした木々
青々とした木々を見上げつつ

そしてここからの道程ですが、今回のルートの中で一番ハードでした。

と言うのも、登りの時点で足元が非常に不安定ではあったのですが、ここからは大きな岩がゴロゴロした岩場まで頻繁に登場するようになります。

正直、本当に辛かった……。

岩場の様子1
こんなのとか

岩場の様子2
こんなのとか!

階段が階段の意味を成さず、ほぼ道とは言えない斜面を下り、根っこや岩に足を取られないよう気を付けつつの下山です。
写真で見ると大したことのないように見えますが、この下山で体力を全て持っていかれました

正直、もう二度とこのルートは通りたくない笑
少なくとも下りで通るのは本当に嫌!笑

新緑の眺め
新緑の眺め

景観としては最高なんですけどね……。

涸沢分岐点
涸沢分岐点

Karasawa Junction。

昔は沢が流れていたのでしょうか。
少なからず、僕が訪れた際には何が分岐しているのかよく分かりませんでした(

と、いう感じであとは黙々と進んでいきます。
もう写真を撮ってる元気もあんまりありませんでした(爆笑)

駐車場に帰着
駐車場に帰着

そんなこんなで無事、到着です。
休憩込みで、タイムは約6時間ほど。
いや、本当にお疲れになりました笑

4.おわりに

先月に続いての百名山でした。

最後の下山が本当にキツくてもう嫌!!!ってなりましたが、なかなかイイ山でした。
まあもう同じルートを下りたいとは思わないけれど!

にしても、あと50倍あるんですね、百名山って。
全部踏破してる人は本当に凄いと思います。
僕も可能な限り登ってみたいけど、流石に全部はどうだろう……(^^;
北のほう、特に北海道の山なんかは相当な登山力が試されそうです。
あの辺りは雪山でしょうからね。
今の僕が行ったら間違いなく死にそう笑

ではでは、今回はこの辺にて。
ここまで読んで下さりありがとうございました~!

アクセス

マイカー

自家用車で訪れる場合、天城高原ゴルフ場に併設される形で登山者用の無料駐車場があるので、こちらを利用します。
ベストシーズンになるとこの駐車場が一杯になることもあるようなので、気をつけましょう。

●天城高原ゴルフコース

電車・バス

JR伊東駅から、ゴルフ場までシャトルバスが出ています。片道1,000円で、約55分ほどだそうです。
以下の時刻表も参考にどうぞ。

時刻表(PDF)

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