日本百名山・安達太良山登山レポート
- 2020.03.30
- 登山
どうもこんにちは、ちはるです。
今回は、去年10月に登った安達太良山の様子についてレポートしていきます。
0.安達太良山とは
安達太良山は、福島県中部に位置する活火山であり、日本百名山、花の百名山に選ばれています。
標高1,700メートルのこの山は、万葉集に詠われた日本最北の山でもあるそうです。
また、紅葉の名所としても有名であり、見頃をむかえる10月頃には、多くの観光客や登山客、カメラマンで賑わう山となっています。
1.安達太良山の頂へ
と言うことで、安達太良山登山開始です。
今回の登山スタート地点は、あだたら高原リゾートの、安達太良奥岳登山口になります。
この日は、登山口から乗ることの出来る、あだたら山ロープウェイを使用しました。
ロープウェイの料金は片道、大人1,000円で子どもが750円。
往復券を買うと少しお得です。
なお、今回の登山では登りでしか使用しないため、片道切符のみ購入です。
ロープウェイは搭乗時間10分ほどで、山頂駅に到着します。
しっかり霧に覆われてますね……笑
この日は午後になれば空が晴れるとの話だったので、予報を信じて歩き始めます。
山頂駅からは、写真のような木道が伸びていました。
道の幅は狭く、人とすれ違いづらいです。
木道を歩いて少しすると、道が分岐します。
この分岐点から薬師岳展望台なるスポットに行くことが可能のようです。
まあ、今回の登山では展望台には寄りませんでしたが笑
この時はまだ、霧が凄かったですからね。
と言うことで、安達太良山頂を目指してまっすぐ進んでいきます。
やがて木道が途切れ、道はこの様な岩と土の道に変わります。
道幅は相変わらず狭いままですね。
登りではありながらも、さほど急ではない道を進んでいくと、まだ午前のうちに雲が晴れていきました。
その時道中で撮った写真がコチラ。
木々がところどころ色付いているのが分かります。
コチラは登山道のわきに生えた木々の葉の写真。
とても綺麗な色をしています。
そしてしばらく進んでいくと、道幅も広くなります。
空の青と、様々な色に染まる木々のグラデーションがいいですね。
この辺りの道は比較的なだらかで、急な登りはあまりありませんでした。
木々の背も低くなり、だいぶ見晴しが良くなります。
山腹と、そのまま連なって見渡せる麓の町の景色が素晴らしいですね。
そしてロープウェイ山頂駅から歩くこと一時間で、安達太良山山頂に到着しました。
山頂直下には、このように山頂をバックにした撮影スポットがありました笑
ここで写真を撮ったあとは、いよいよ山頂に登頂です。
山頂に至るまでの僅かな登りの中には、こんな感じの短い鎖場も。
鎖場をよじ登り、山頂に到着です。
標高1,700メートル、日本百名山のうちの一つ、安達太良山に登頂です。
山頂からの眺めはこんな感じ。
道中はところどころ紅葉の綺麗な場所がありましたが、山頂から見るとそうでもないですね笑
それにしても、一時間ほど前までは霧に覆われていたとは思えない程の良い天気。
遠くの方まで見渡すことが出来て良かったです。
また、山頂にはこんな物もありました。
2.くろがね小屋
安達太良山の山頂から景色を楽しんだあとは、峰の辻という場所を経由して、山小屋・くろがね小屋を目指していきます。
すでに安達太良山山頂を通過しているので、ここからの道は基本的に下りが多くなります。
足場が悪い場所もさほど多くなく、歩きやすい道です。
途中、辺り一面が灰色になっている場所がありました。
ここ、沼ノ平という爆裂火口で、1,996年に噴火を起こしているそうです。
だから草木が一本も生えていないんですねぇ。
いやはや、不思議というか異様というか、思わず立ち止まってじっくり眺めたくなってしまう光景です。
山頂からは紅葉の様子を伺うことが出来ませんでしたが、この辺りに来ると、再び所々に紅葉した木々が確認できます。
こちらは安達太良山、鉄山、くろがね小屋の三方面を結ぶ分岐点。
ルート的に、鉄山にも登りたい人はここから鉄山までの道を行って帰ってくる形になります。
今回の登山では、鉄山へは向かわず、くろがね小屋方面への道を進みました。
噴火の影響でしょうか、足元が不思議な色になっています。
これは火山灰と……、硫黄みたいな色だけど、どうなんだろう笑
そして山頂から歩いて一時間ほどで、峰の辻にやってきました。
ここから更に、くろがね小屋目指して歩いて行きます。
そして峰の辻から30分ほど行くと、少し開けていて、他登山者達が足を止める場所がありました。
どうやらそこが、写真撮影スポットのひとつである様子。
そのスポットから撮った写真がコチラです。
確かに、この辺りが一番綺麗に紅葉を撮れる気がします。
結構、黄色く染まってる木々が多いですねぇ。
まだ青い葉が多く残っているようにも思いますが、もう少し後に訪れていれば黄色い葉は落ちていそうな気もしますし……、紅葉は難しいですね笑
こちらは登山道右手の山々の様子。
この方が、木々が赤く染まっているものも多いですね。
そして安達太良山の山頂から歩くこと約2時間で、くろがね小屋の姿が見えてきます。
綺麗な色の木々に囲まれて……、何て良い立地なんだ笑
こちらのくろがね小屋には温泉もひかれていて、日帰り入浴が可能のようです。
景色が良くて温泉にも入れて……、率直に言って住みたいですね。
3.あだたら渓谷自然遊歩道
くろがね小屋前の広場で昼食をとった後は、奥岳登山口へ向けてひたすら下山しました。
また下山道の途中、寄り道する形であだたら渓谷自然遊歩道という遊歩道があるので、そちらを経由しました。
くろがね小屋からの道は、写真のようにとても平坦で、激しい起伏もなく、非常に歩きやすい道でした。
この辺りの方が紅葉が綺麗ですね……笑
そして、くろがね小屋を出発してしばらく進むと、下山道にこの様な物が現われます。
この下山道、馬車道と旧道の2本の道に分かれています。
もちろん、どちらの道を進んでも同じところに繋がっています。
ちなみにそれぞれの道の様子は以下のような感じ。
どちらが歩きやすいかは一目瞭然ですね……苦笑
ちなみに、馬車道は車も通れるようなつづら折りの道になっていて、旧道は山の斜面を直線で下りるような感じです。
距離的には旧道の方が短いでしょうけど……、どちらも実際に歩いてみましたが、たぶん馬車道を歩いた方が早いです笑
旧道はかなり滑りやすい箇所も多々あったので、歩く場合は注意して下さい。
そしてしばらく進むと、やがて登山道は川と合流します。
ここまで来ると、遊歩道との分岐点となります。
自然遊歩道を歩く
遊歩道は、川の流れに沿う形で伸びています。
遊歩道中には、多くの名前の付いたスポットが存在していたので、今回はそのうちの数カ所を紹介します。
この他にも千畳岩や大亀石といったものもあるので、安達太良山を訪れた時には是非、この遊歩道も散策してみて下さい。
遊歩道を抜けると、そこはもう、登山のスタート地点でもあった奥岳登山口。
くろがね小屋を出発して2時間弱。
紅葉を楽しむ秋の安達太良山登山も、これにて終了です。
全行程の所要時間は休憩など含めて6時間弱でした。
4.おわりに
と言うことで、安達太良山登山の様子でした。
急な勾配が少なく、大変登りやすい山と言った印象です。
10月中旬、まさに紅葉シーズンといったタイミングでの登山でしたが、まだ結構青々とした木々も多かった印象。
でも、もう少し時期がズレていたら葉が落ち始めていたかもしれないなぁ、とも思ったり。
植物は難しいですね笑
まあそうは言っても紅葉が綺麗だったのは確かですし、良い眺めもあり、爆裂火口の興味深い景色もありと、良い登山になりました。
と言うことで、今回の記事はこのへんで。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
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